私は賛否両論ある、MacBookのバタフライ構造のキーボードを、超愛用しています。
「疲れやすい」という人もいますが、私は1万字書いても疲れません。ただ、その状態になるには、コツがありました。
もともとはMacBookAirのヘビーユーザー
もともとは、MacBookAirのヘビーユーザーでした。3台のMacBookAir(11インチ)を使い倒してきて、一生MacBookAirと添い遂げるつもりでした。
だから、MacBookAirの製造が終わると知ったときは、信じられなすぎて、落ち込み落ち込み落ち込みました。
ただ、いつまでも過去に縛られているのもよくないと思い、MacBook(12インチ・2017)の購入に踏み出したのです。
第二世代のバタフライキーボードは、想定よりも全然悪くない
第一世代のバタフライキーボードが酷評されているのは、目にしていました。
しかし、私が購入した第2世代のバタフライキーボードに関していえば、想定よりも全然悪くありません。
MacBookAirのスッと押し込むような打鍵感に慣れた手には、「硬いっ…。。」「押し込めない…」となりました。でも、ほんの一瞬のこと。
数時間使っていたら、もうすっかりこちらに慣れてしまい、今まであんなに愛用していたMacBookAirのキーボードが、旧型に見えてきました。とても不思議な感触でした。
MacBookの第2世代のバタフライキーボードに慣れるコツ
すぐに慣れたとはいえ、「慣れるコツ」はあります。
よく言われているのが、「キーボードを叩き込むのではなく、表面を撫でるようにやさしくタッチ」というもの。
これは確かに正しくて、深さのあるキーボードを、ガチャガチャたたくようにタイピングしてきた人が同じようにバタフライキーボードを使用すると、本当に疲れます。
ただ、表面を撫でるようにやさしくタッチとわかってはいても、今までのタイピング方法に慣れている以上、なかなかできることではありません。
そこで、具体的な対処法として有効なのが、
- 指をできるだけ寝かせた状態で打つ
という訓練です。
深く叩き込むタイピングをしている人は、多くの人が、指を立て気味にしています。
第2関節あたりから、直角に近い形にしている人も、多いのではないでしょうか。
例を挙げると、こんな感じです。
指が立っています。
この打ち方をすると、キーボードのタイプ音も相当、激しく大きくなります(職場で近くにいたら嫌なタイプです)。
この打ち方でMacBookのバタフライキーボードを扱うと、本当に疲れます。腱鞘炎になって、仕事に支障を来すかもしれません。
なので、指は、できる限り、寝かせましょう。
↑こんな感じが、理想的です。
キーボードのキーに触れる場所は、指の先端ではなく、「指の腹」です。
指の腹のなかでも、できるだけ下のほうで打つように意識すると、なお良いです。イメージとしては、第一関節近くで軽く触れるような感じです。
そうすると、あら不思議、まったく打鍵音がしません。
ポコポコ、軽い音はしますが、「うるさい」と言われる第二世代のバタフライキーボードが、MacBookAirよりも静かに変身します。
そして、この打ち方を習得すると、タイピングが早くなります。打ち込む力も、打ち込む深さも不要なので、実はものすごく省エネなのです。
省エネで打てるキーボードを、省エネで打つと、全然疲れません。逆に、省エネで打てるキーボードを、必要以上のエネルギーを込めて打つと、そのエネルギーの行き場がないので、手が痛くなります。
コツさえつかめば、MacBookの新しいバタフライキーボードは、非常に良いキーボードです。少なくとも私は、長年愛用し続けてきたMacBookAirを超えるほどに、気に入っています。