「お肉を柔らかくするために、フォークでプスプス刺す」という作業を、より効果的に、かつ効率的にしてくれる「筋切り器」という道具があります。
これを使うと、お肉がかなり柔らかくなるので好きなのですが、なかなか、使いやすいものを見つけられずにいました。
それが、先日購入した3個目の筋切り器が、大ヒットの使い心地だったのです。
大ヒットの使い心地だったのは「下村工業 検見﨑聡美 お肉のすじ切り器」
まず、結論から。大ヒットの使い心地だったのは、「下村工業 検見﨑聡美 お肉のすじ切り器」というものです。
これ、本当によくできています。
もちろん、お肉が柔らかくなる効果はバッチリなのですが、
- 使い勝手
- 洗いやすさ
- 安全性
において、今までに使ってきた同種のアイテムとは、一線を画するものでした。
今までに使ったことがあるミートソフター・ウォームタイムとの比較
「下村工業 検見﨑聡美 お肉のすじ切り器」を発見する前に、私は2種類のすじ切り器を使った経験がありました。
一代目はミートソフター
一代目が、こちらのミートソフターです。
これは、形状が入り組んでいて、洗いづらいものでした。
プラスチックの間に、お肉の破片が入ってしまったりするので、洗うのに苦労しました。
また、収納するときには、刃の先にキャップを付けて、刃が押されないようにロックをかけるのですが、刃が生で丸出しの印象で、うっかり手にグサッと刺さりそうで怖いなと思っていました。
二代目はウォームタイム
ミートソフターの汚れが目立ち始めた頃、ミートソフターよりも刃の数が多い48刃のウォームタイムを見つけました。
ミートソフターの黄色をうるさく感じていたこともあって、シンプルな白色が好印象でした。
ただ、結論からいうと、こちらもお手入れの点で、ミートソフターと同じように使い勝手が悪く、徐々に使わなくなっていきました。
1年以上使用しない日々が続いたため、ある年の大掃除で断捨離対象となり、さよならしました。
ミートソフター・ウォームタイムの苦手だった部分をクリアしていた「お肉のすじ切り器」
その後、お肉の筋切りはしないで料理していたのですが、やっぱり筋切りをした方が、柔らかく仕上がります。
下ごしらえで酒や塩水に浸けたり、常温に戻してから丁寧に焼いたり、料理方法で工夫してみましたが、物理的に筋を切ったときに得られる柔らかさとは、方向性が違っていました。
そこで見つけた「お肉のすじ切り器」は、今までに使ったミートソフター・ウォームタイムよりも二回りくらい小さな印象で、小回りが利く印象でした。
お肉の破片は入り込まない構造が◎
構造的にお肉の破片は入り込む隙間がないので、安心して使えます。その上、全体を分解して洗うこともできます。
刃がそのまま置いておいても怖くない
また、上から押さない限り、刃が出てこない形状になっていて、そのまま立てて置いておいても、怖くありません。
今までのミートソフターやウォームタイムも、誤って押さない限りは、刃が出てこないのですが、収納していたら誤って押してしまいそうな形状だったのです(私が受けた印象です)。
しかし、不思議なことに、こちらの「お肉のすじ切り器」は、そういった不安を抱かせません。
「刃自体が小さい」というのも、大きなポイントかもしれません。
ミートソフターやウォームタイムは、太い彫刻刀のように刃が大きくて太く、それがたくさんあるので、ちょっとでも触ってしまったら、手がグサッと切れそうな感覚がありました。
一方、「お肉のすじ切り器」は、フォークに毛が生えた程度の刃。そっと手で触ってみても、指が切れたりしませんでした。
でも、お肉にはきちんとプスプス刺さって、筋切りができるんです。筋切りをするのに必要最小限の刃だから、怖くないのかもしれません。
見た目のかわいらしさも◎
キッチンで使うものは、自分が作りたい世界観と合っているものを選びたいものです。
その点でも、見た目がこぶりでかわいらしく、白を基調としたデザインは、印象が良いものでした。
ちょっぴり残念なのは、「下村工業 検見﨑聡美 お肉のすじ切り器」という商品名にも入っている監修の検見﨑さんのロゴマーク(ハンコのような赤丸)が入っていることでしょうか。
これはないほうが、よりシンプルだったのになと思いますが、大切なお名前のロゴなので、今のところ消したりする加工はせず、そのまま使用しています。