先日、キャベツを長持ちさせる保存方法について書きました(こちら)。
このキャベツを使っていくときは、丸ごと包丁を入れてカットするのではなく、外側から一枚ずつ剥がして使っていきます。
こうなると、ちょっと困るのが千切りです。
丸めて包丁で切るなら全く問題ありませんが、スライサーやピーラー(皮むき器)を使った千切りはどうでしょうか。
丸めてスライサーにチャレンジするも惨敗
私がキャベツの千切りに重宝していたのは、「ピーラー(皮むき器)」です。
半分に切ったキャベツの断面にピーラーをすべらせると、細い千切りキャベツがすいすいとできます。
ところが、一枚ずつ剥がしたキャベツの葉は、皮むき器で千切りにすることができません。
そこで、キャベツの葉をまるめてスライサーでスライスするというやり方にチャレンジしました。
結論からいえば、あえなく惨敗。
スライサーの厚みよりもなぜか厚くスライスされたり、破片が混じったり、とにかくひどい出来映えでした。
意外に包丁による千切りもいける!
仕方ないので、包丁による千切りにチェンジ。
皮をクルクルと丸めて、端から千切りしていきます。
千切りは、ピーラーやスライサーまかせで今まで生きてきたので、もっとひどい出来になるかと思いきや、意外といけました!
ピーラーやスライサーで作る千切りと同じくらいか、場所によっては、より細い千切りができています。
1枚ずつ洗ってから千切りして水にさらさないキャベツはおいしい
もうひとつ、うれしい誤算がありました。
自分で千切りしたキャベツは、パリッとしていておいしいのです。
まとめて千切りして、野田琺瑯に保管しておいた場合でも、数日以上パリパリ度がキープされます。
(※1)こんな感じ↑で、野田琺瑯のスクウェアMに保存しています。
(※2)「キャベツ」と書いてあるのは、テプラの手書きフォントを使っています。
キャベツの千切りは水にさらす?
ピーラーやスライサーを使ってキャベツの千切りをしていたときは、千切りする前にキャベツを洗うことができないので、千切りした後のキャベツを水に放していました。
「千切りしたキャベツは水にさらす必要がある」としているレシピ本は多々ありますので、それに従いつつ洗浄も兼ねているつもりでした。
でも、包丁で千切りするようになって、水にさらすのはやめました。その方がおいしかったからです。
1枚ずつキャベツの葉を剥がしたら、その葉を水でジャブジャブ洗って、ふきんで水気を拭き取ったあと、クルクル丸めて包丁で千切りする……という段取りです。
むしろ今までよりも手間は減った
やってみる前は「1枚ずつ洗うのは面倒なのでは?」と思っていましたが、むしろ今までのやり方よりも楽になりました。
今までは、水をためたサラダスピナーに千切り後のキャベツを放っていました。
スライスしたときにサラダスピナー内にうまく入らず飛び散るキャベツの片づけや、使ったあとのサラダスピナーの洗浄が、結構たいへんだったことに気づきました。
千切りしたキャベツって、サラダスピナーのざるに挟まったり、シンクにへばりついたり、結構ストレスなんですよね。
包丁でパパッとカットするだけだったら、他の料理の工程の中でできることですから、新たな道具は登場しませんし、千切りキャベツの飛び散りなどに悩まされることはありません。
その上、味がおいしいのですから、いうことなしです。
少しずつ千切りすると細い千切りになる
キャベツの千切りのコツは、少しずつ切ることでしょうか。
いっぺんにたくさんの大きな葉を切ろうとすると難しいですが、少しずつ小さな葉を丸めてカットしていくと、細かい千切りができます。
それから、柔らかい葉の部分のほうが、きれいな千切りができやすいですね。
白い芯に近い部分は、太い千切りになりがちなので、そういう部位は早々に諦めパクッと食べて、柔らかい葉を集中的に千切りするようにしています。