MacBookのUSキーボードで文字削除を効率化 delete・backspaceキーの設定方法

私は12インチのMacBookを使っていて、キーボードはUSです。

deleteキー・backspaceキーについて、恐らく、世界でこの設定をしているのは、私ひとりだろうという変わった設定をしています。

ものすごくタイピングが効率化されて気に入っているので、メモしておきます。

キーをカスタマイズするために「Karabiner-Elements」をインストール

まず、キーをカスタマイズするために、「Karabiner-Elements」というアプリをインストールします。

インストールはこちらから
Karabinerは、macOS Sierraから動かなくなり、限定版としてKarabiner-Elementsがリリースされたという経緯があります。今ではKarabiner-Elementsもどんどん進化を遂げてかなりのことができるようになっています。

functionキーとoptionキーをdeleteにカスタマイズする

Karabiner-Elements」というアプリを使うと、キーを自分の好きなようにカスタマイズできます。

私は、次のようにカスタマイズしています。

  • functiondelete
    (カーソルの前を削除)
  • 右のoptionfunction + delete
    (カーソルの後ろを削除)

また、この設定をするとfunctionキーが使えなくなりますので、代わりに普段使っていないF8に、本来のfunctionキーの役割を割り当てます。

実際の設定画面

Karabiner-Elementsを起動したときに表示される「Simple Modifications」の画面を下記の通り設定します。

ホームポジションから、より指を動かさずに文字削除が可能に

私はATOKを使っていて、ATOK側でもキーのカスタマイズをしています。

上記記事でも述べましたが、タイピングする上で、「文字削除」をいかに効率的に行うかは、タイピング速度に大きく影響します。

何もカスタマイズしないデフォルトの状態では、Macでは文字削除に使えるキーは右上の「delete」だけです。

これが、今回のカスタマイズをすることによって、下記の3つに増えます。

上図のdeletefunctionは、どちらもカーソルの前の文字を削除するdeleteです。

これはそのときのタイピング状況によって、打ちやすいほうに自然と手を伸ばして打っています。

⌘command⇧shiftが、左右にあるのと同じような感覚です。

さらに、デフォルトでは、カーソルの後ろの文字を削除したい場合、「function + delete」と、ふたつのキーを打つ必要がありましたが、⌥option一発でOKになりました。

この体制になってから、とにかくタイピングが早い。カスタマイズする前に比べて、爆速になったと言っても過言ではありません。

JISキーボードになると、キーの配置が変わりますが、同じ位置にあるキーを上記の通り変更すると、似た環境にはなります。

せっかくのキーボード、全然打たずに死んでいるキーがあるなら、もったいないこと。ふだん使っていないキーは、どんどんカスタマイズして、使いやすいキーボードに育てていくのも、楽しいものです。