我が家の床掃除は、ルンバとブラーバの担当ですが、ここのところ、ブラーバの調子が悪く、困っていました。
様子を見ていたのですが、とうとう完全に動かなくなってしまったのです。
最初は「充電中に頻繁にアラート音がなる」症状
最初は、
- 充電中に、頻繁にアラート音がなる
という症状から始まりました。
掃除を終えたブラーバを充電基地に戻すと、「トゥルルルルル♪」と音がなるのですが、それが数分ごとになり続けるのです。
それはまるで、接続の悪いiPhoneの充電ケーブルような感じだったので、充電アダプタの接続が悪いのかな?と、何度も挿し直したり、テープで固定してみたりしましたが、ダメでした。
「頻繁なアラート音」は、1時間ほどしてある程度充電がたまってくると終わるので、気にしながらも、そのまま使っていました。
3カ月たった頃、完全に反応しなくなる
だましだまし使っていたブラーバでしたが、3カ月たった頃、完全に反応しなくなってしまいました。
電源自体が入らず、うんともすんとも、言ってくれない状態です。
メーカー修理に出そうとしたら出せない…米国正規品の380tだった
メーカー修理に出そうと思い、アイロボットジャパンに連絡したところ、アイロボットジャパンで修理は受け付けてもらえないことがわかりました。
私が入手していたのは、国内正規品ではなく、米国から並行輸入された「380t」という型番のものでした(楽天で購入しました)。
そういえば、私がブラーバを購入したのは、国内販売前だった気がします。
並行輸入品は、ブラーバのメーカーであるアイロボットの日本正規販売代理店・アイロボットジャパンでは、修理サポート不可とのこと(国内正規品のみ扱う契約になっているそうで)。
つまり、我が家のブラーバは、どこからもサポートが得られない状況というわけでした。まあ、並行輸入品ならそりゃそうか……と、仕方ないと思いました。
買い替えたら3万円…復活を信じてバッテリー3千円を購入
でも、やっぱり、家にはブラーバにいて欲しい。だから、買い替えも考えたのですが、今までがんばってくれたブラーバを、なんとか直せないものかと思いました。
私が持っている「380t」の国内版である「380j」の値段は、約33,000円。
「買おう!」とピンと来れば購入を考えますが、全然ピンと来ません。
なんとか我が家の380tブラーバが復活してくれれば……と、できることを調べたところ。
なんと。ブラーバのバッテリーの寿命は1年半程度ということがわかりました。
私の380tブラーバは3年も働いてくれていたのですから、とっくにバッテリーの寿命が来ているはずです。
(我が家ではルンバとブラーバの両方で床掃除を担っており、ブラーバは毎日稼働ではないので、3年以上もったのかもしれません)
ひとまずバッテリーを購入
復活してくれることを信じて、ひとまずバッテリーを購入することにしました。
本来であれば正規品のバッテリーが良いのでしょうが、380t用のものがありません。国内用の380j用で良さそうなのですが、確証がなく。
そこで、正規品ではないものの、対応機種として「380t」と明記されており、購入者レビュー評価も良かった下記のバッテリーを購入しました。
約3,000円でしたので、これで直ってくれれば、万々歳です。
バッテリーを入れ替えると無事に動き出す!
バッテリーを入れ替えると、すぐにブラーバの電源が入るようになりました(あらかじめ、バッテリーに充電されていたようです)。
充電スタンドに乗せても反応しないことが気になりましたが、ブラーバが動き出したのがうれしくて、そのまま久しぶりにリビングをお掃除してもらいました。
しかし充電スタンドに戻すと充電ができない
いつもより短い時間で、ブラーバは充電切れに。
- 「ありがとう!おつかれ!これからもよろしくね!」
という気持ちで、本体の隅々まで、きれいに拭いてあげました。
そして、充電スタンドに戻したのですが……
- あれっ???
……やはり反応しない。充電切れのバッテリーを充電スタンドに乗せても、充電が始まりません……。
どうやら、今回の故障の原因はバッテリー寿命だけでなく充電器側の問題も抱えていたようです。
元気に動き回るブラーバを見てしまった以上、ここで見捨てるわけにはいきません。こうなったら、充電器も新しく購入することにしました。
380tと明記されていた下記のアダプタを買いました。
もうこれでダメだったら、諦めるしかない……と思いながら、購入手続き。
充電が原因だとしても、このアダプタではなく、ブラーバ本体を乗せる土台が原因だった場合は、もうお手上げです。土台は売っているのが、見つかりませんでした。
新しい充電アダプタが届いた!ドキドキしながら充電スタンドに差し込んでみると…
注文から5日ほどたって、充電アダプタが郵便で届きました。
すぐに開封し、充電スタンドへセット。ブラーバを置いてみると……
- トゥルルルルルル♪
反応した!
そして無事に、充電ランプが赤く点灯し、充電が始まりました。
あれこれ労力をかけたかいがありました。うれしい!
元気に動き回るブラーバを見ていると「捨てなくて良かった。。」という気持ちに
無事に復活したブラーバ、元気に動き回って、また私のお手伝いをしてくれるようになりました。
復活させるのにかかったお金は、
- バッテリー:3,190円
- 充電アダプタ:2,760円
合計:5,950円
買い替えたら33,000円するところが、たった5,960円で済みました。
そして何より、今まで3年がんばってくれたブラーバと、またこれからも一緒に暮らせるのが、うれしいです。
安易に捨てずに、できることを探してみて良かったなと思いました。
次に新規購入の機会があったら国内正規品を購入するつもり
ところで、今回は何とか復活させることができましたが、こういったトラブルのときには、やはり国内正規品の方が圧倒的に良いですね。
ブラーバよりも前から、同じアイロボット社の「ルンバ」を愛用していますが、ルンバは国内正規品です。
ルンバが壊れたときは、アイロボットジャパンで修理してほぼ新品になって戻ってきたり、修理不可な故障のときには、格安の買い替えプランを提示してもらえたりと、ありがたいサポートを受けることができました。
無事に直ったブラーバはこれから何年も大事にしていきたいと思っていますが、次に新規購入の機会があったら、国内正規品を購入します。
追記:その後、また充電直後のエラー音が始まった
ここから追記です。
無事一見落着かと思いきや、まだ充電スタンドに置いたときのエラー音が始まりました。
「ブラーバ300シリーズでビープ音が鳴る」のページに掲載されている、「ブラーバで充電エラーが発生しました。」という意味の音です。
バッテリーは交換した。アダプタも交換した。本体は(充電さえ正常に完了すれば)問題なく動く。
……ということは、充電スタンド(土台)とアダプタの接続に問題がありそうです。
充電スタンド(土台)の替えは売っているのを見たことがないので、どうしたものかと思ったら……
なんと!この充電スタンドを使わずとも、直接ブラーバにACアダプタを差し込んで充電ができるということに、今さらながら気付きました。
結論からいえば、その方式でアラート音もならなくなり、無事に充電ができるようになりました。
「充電スタンド」の正式名称は「急速充電クレードル」
私が「充電スタンド」とか「土台」とか呼んでいるものの正式名称は、「急速充電クレードル」でした。
アイロボット社のこちらのページに、380tのオフィシャルの情報が掲載されていました。
そして、急速充電クレードルは「急速充電ができる」というのがウリ。380tは付属しているモデルですが付属していないモデルもあります。
急速充電クレードルを使用せずに充電する場合は、本体に直接ACアダプタを差し込んで充電すれば良いのでした。
バッテリー充電ポート:ロボットを再充電するには、充電アダプタをコンセントに差し込みます。
アイロボット – ブラーバ300シリーズの構造
これは、当然知られている基本情報なのかもしれませんが、今までまったくわかっていませんでした。
急速充電クレードルが壊れては、もうブラーバを助ける道はないかと思いましたが、無事に復活してくれてうれしい限り。
「急速充電クレードル」の詳しい解説は、公式サイトのこちらのページにありました。
急速充電クレードルを使うと、充電時間は2時間のようです。
我が家の使い方では、ブラーバに稼働してもらうのは、基本的に1日1回まで。充電完了時間が2時間でも一晩でも、大差はありません。
ちなみに、急速充電クレードルが付属していないモデルの充電時間は「4時間」と記載されていました。どうやら4時間で充電できるようです。まったく問題ありません。
これでようやく問題は完全に解決です。
2019/7/12追記
2018年3月にブラーバを何とか修理してから1年4ヶ月が経過しました。
その後のブラーバは、何の問題もなく日々活躍中です。