私は、すべてをキッチリ計量して料理をする方ではなく、目分量や感覚で味付けをすることが多々あります。
ただ、「塩加減」は、料理のすべてを決める重要な工程であるにも関わらず、しょうゆ・みりん・酒などの他の調味料に比較して、「ちょっとの差」「少しの手の狂い」のダメージが大きすぎると、常々思っています。
そこに神経を使うのも、失敗して嫌な気分になるのも嫌なので、愛用しているのが「小さじ8分の1」です。
「塩少々」は、小さじ8分の1
「塩少々」というのは、数値化すると、小さじ8分の1なのだそうです。
料理初心者の頃、多くの人がぶつかる「塩少々」「ひとつまみ」の壁(?)ですが、悩まなくてもそのサイズの専用スプーンが、貝印から発売されています。
これさえあれば、絶対に塩加減を間違えません。
もうひとつ、「ひとつまみ」は小さじ4分の1だそうで、4分の1のスプーンもあります。
私は、ひとつまみの場合は、〈8分の1スプーン ✕ 2〉で対応しているので、4分の1のスプーンは持っていません。
私が持っている8分の1スプーンを、普通のティースプーンと並べてみました。
塩加減がバッチリ決まると、料理は失敗しない
塩加減さえバッチリ決まれば、料理はおかしなことにはなりません。
さらに塩加減を極める場合は、ロジカルクッキングの水島シェフの理論が、参考になります。
ロジカルクッキングの法則
塩加減量の0.8パーセントの塩分が基本の味つけです。汁ものの場合は0.7〜0.8パーセントとなります。また塩分濃度1.5〜3パーセントの汁に漬けて味を入れる場合もあります。詳細は各レシピを参考にしてください。
水島シェフのロジカルクッキング――1ヵ月でプロ級の腕になる31の成功法則
私は基本的には8分の1スプーンで間に合っていますが、緻密に塩加減を計りたいときには、スケールで計ります。
0.1g単位で計れるスケールを持っているので、そういうときは、良いスケールを買っておいてよかったなと思います。