年齢を重ねるにつれ、「持ちもの」に対する意識が、ちょっと変わってきました。
- 「一生使えるものしか、もう買わない」
- 「安くても、買い換えが必要なものは、もう買わない」
と思うようになったのです。
このブログで何度か紹介している「野田琺瑯」の収集もその一環ですが、もうひとつ、「鉄の中華鍋」の購入に踏み切ったのも、このタイミングでした。
ティファールを断捨離して、野田琺瑯+圧力鍋+鉄の中華鍋のスタイルへ
長年、ティファールのシリーズにお世話になってきましたが、冒頭のコンセプトとズレを感じるようになり、思い切って断捨離することにしました。
その経緯は、こちらにも詳しく書いてあります。
3種類持っていたティファールのお鍋は、野田琺瑯ホワイトシリーズのラウンドを買いそろえることで、置き換えに成功。
もうひとつ、ティファールの28cmのウォックパンを愛用していましたので、これに取って代わるものを探す必要がありました。
鉄の中華鍋を購入することに決定、ただし、ごとく不要でフライパンとしても使えるものがいい!
ティファールのウォックパンは、中華鍋に近く深みのある形をしています。
この形が使いやすかったので、代替調理器具は、「鉄の中華鍋」にすることにしました。
やっぱり、「一生ものの調理器具」といったら、「鉄」ですからね。鉄に乗り換えることに、迷いはありませんでした。
しかし迷ったのが、その「形」です。本格的な中華鍋だと、底が丸いので、専用のごとくがないと安定しません。
また、ぎょうざやハンバーグなど、平面で焼きたい料理のときに、フライパンが欲しくなってしまいます。
できるだけ持ちものの数は減らしたいので、フライパンと中華鍋のふたつを購入することは、したくありません。
そこで選んだのが、中華鍋の底を平たく「平底仕上げ」をしてある中華鍋です。
これなら、私のニーズにぴったり!
ちなみに、この山田工業所は品質の良さに定評があり、Amazonでも300件以上のレビューがあった人気ブランドだったので、安心して選びました。
普通の底が丸い中華鍋を選ぶ人が多いようで、一番人気はこちらの中華鍋のようです。
山田工業所の中華鍋、サイズは33cm・1.2mmを選択
山田工業所の中華鍋、平底タイプを購入することが決まったら、次に決めるのはサイズと厚みです。
私は直径33cm・厚み1.2mmのタイプを選びました。
本格的な中華鍋を購入するのは、この山田工業所のものが初めてでしたが、意外とサイズ表記よりも、大きさのインパクトが少なかったです。
今まで28cmのウォックパンを使っていて、そこから33cmの中華鍋に5cmアップしたわけですが、5cm分のインパクトは感じませんでした。
「大は小を兼ねる」「意外に33cmでも想像よりは小さい」という購入者レビューを読んで、33cmを選んだのですが、33cmにしておいて良かったです。
また、33cmの大きめサイズを選ぶ分、軽さを重視して、厚みは薄めの1.2mmを選びました。
ひとつ注意点として、IHの場合は、1.6mm以上推奨なのだそうです。今はガス火で料理していますが、今後IHになったときは、考えないといけません。
ただ、IHクッキングヒーターも進化していて、IH側を高機能なものにすれば、ほぼガス火と同じように使えることもあるようで。
将来、IHに切り替えるときには、この中華鍋を諦めるのではなく、「この中華鍋を使えるIHにする」という考えでいます。
サビ止めのニスを焼き取る空焚き作業は「済」のものを選んだので、やらずに済んだ
ところで、鉄のフライパンや中華鍋を購入するとき、最初の愉しみでもあり、人によっては面倒なハードルとなるのが、「空焚き」ではないでしょうか。
フライパンや中華鍋の上に、サビ止めのニスが塗ってあるので、これを空焚きして焼き取る作業が必要になります。
今回、33cmの大きな中華鍋ということで、この作業を自宅で行うことに不安があった私は、「空焚き済」というタイプを探して、それを購入しました(こちらのショップさんから購入しました)。
空焚きの作業は小さな鉄瓶でしたことがあります。道具を自分の手をかけて育てていく愉しみを味わえる大切な一歩ではあるのですが、大きな中華鍋を長時間焼く危険や、そこから上がるサビ止め料入りの煙を猫が吸い込んだら……、など、ちょっと不安を感じてしまったので、今回はパスしました。
空焚きしていただいているものを注文したので、自宅に届いてから、〈洗浄→くず野菜を炒める〉くらいの下準備で、すぐに使い始めることができました。本当に助かりました。