鉄のフライパンや中華鍋は、「育てていく愉しみ」があるのですが、「育つ前」の初期は、どうしても焦げ付いてしまうことが多くなります。
育ってしまえば、テフロン加工のフライパンを超えるほど、焦げ付かないスルンスルンの名器へ変貌を遂げるのですが、そこに至る前に、気持ちがめげてしまいそうになります。
そんなとき、どんなに焦げ付いても、スルッ!!!とコゲが落ちるスポンジを持っていれば、余裕を持って「育てていく愉しみ」を楽しめるようになります。
もともと、ガスコンロ周りの掃除用に溺愛していた「スコッチブライト ガスコンロ・IHクリーナー」
鉄のフライパンや中華鍋を育てるときに、相棒として持っておきたい、すご技スポンジは、こちら。
これ、もともとはガスコンロ周りの掃除用に、溺愛していたんです。
なぜなら、水だけでびっくりするほど、こびりついた油汚れから焦げ付きから何から何まで、すべてをきれいに落とし切ってくれるから。
力はまったくいらない。面を広くあてて、する〜する〜と軽くこするだけ。
しかも、このスポンジの良いところは、こする相手を傷つけないということ。
こする相手を傷つけても良いのであれば、強いスポンジは他にも存在します。最高峰は、「がんこたわし」でしょう。
がんこたわしの口コミレビューを読むと、鉄のフライパンの焦げ落としに使っている人が複数いますので、これでもOK。
ただ、鉄とはいえ、できるだけ不要な傷は付けたくない。
そこで、前述の「 ガスコンロ・IHクリーナー」の方は、ガスコンロ・IHのガラス天板に使えるように設計されているので、焦げはしっかり落ちるけれど鉄より弱いのです。絶妙!
↑このように、「ガラス素材よりも柔らかいから、天板にキズを付けない!※ガラス天板に使用されている素材です」と、明記されています。
4つに分かれるミニサイズも抜群の使いやすさ
もうひとつ、私がこのスポンジを気に入っているところが、4つに分かれてミニサイズになる点です。
180円前後で4つ購入できるというお手軽さ。ミニサイズだから、とことん、くちゃくちゃになるまで使い倒したら、気兼ねなく廃棄できる。
それに、この絶妙なカーブが、隅っこにフィットして、汚れがぐいぐい落ちる。
最初はシュロの柄付きたわしを購入したのだけれど……
ところで、こんなに絶賛しているスポンジですが、鉄の中華鍋を使い始めた当初は、このスポンジは使っていませんでした。
ガスコンロ周りの掃除や、ステンレスの圧力鍋の焦げ落としには、日々愛用していましたが、〈鉄の中華鍋やフライパンのお手入れはたわし〉という先入観があったので、わざわざシュロの柄付きたわしを購入したのです。
しかし、鉄は強い!そして、思った以上に、初期は焦げ付く!
シュロなんて柔なたわしでは、まったく太刀打ちできません。その上、たわしは、食べ物のかすが中に入り込んで、洗うのが大変。洗っても取れなくて、なんだか不衛生。
鉄の中華鍋を早く育てたくて、一生懸命使うのですが、その度に焦げ付いて、その後始末に疲れてしまう。
- 「これじゃあ、鉄の中華鍋が育つまで、がんばれるかなあ……」
と、不安がよぎったときに、いつも使っているガスコンロ・IHクリーナーが目に入ったのです。
無理してたわしで洗わなくても、これで洗えば良かったんだ!
ガスコンロ・IHクリーナーでこすってみたら、鉄の中華鍋の焦げ付きも、見事にスルッ!!!と取れました。
無理してたわしで洗わなくても、いつも愛用しているこれで良かったんだ、とホッとしました。
そして、このスポンジで毎回、きちんと焦げを落として使うようにしたら、焦げ付きもどんどん軽減していったのです。
焦げが残っている状態でまた使うと、そこに焦げ癖が付いて、さらに焦げやすくなってしまうんですよね。
早い段階で、よく焦げが落とせるスポンジに切り替えたことは、とても良かったです。
このスポンジはいつも1〜2袋(4〜8個分)ストックしています。