ティッシュ・キッチンペーパー・新聞紙の代用に晒しふきん(さらし木綿)の使い方

最近、キッチンペーパーもウェットティッシュもティッシュも、購入頻度がガクンと落ちました。

キッチンペーパーに至っては、完全に買っていません。

代用として代わりに大活躍してくれているのが「晒し」で作ったふきんです。

晒しって何?

晒し(サラシ)」というと、大きな胸を隠すために巻いたり、妊婦さんがお腹に巻いたり……という印象が強いかもしれません。

最近では「晒し自体、聞いたことがない」という人もいるかもしれませんね。

大辞林には、

さらし 【晒し・曝し】
〔動詞「さらす」の連用形から〕
①洗った布などを日光に当てて白くすること。また,そうした布。夏。
②晒し木綿の略。

と書いてあります。

「②晒し木綿の略」と書いてあるので、晒し木綿の項目を見てみると、

さらしもめん 【晒し《木綿》】
さらして白くした木綿。さらし。

……とのこと。

晒しとは、真っ白で薄い木綿100%の布なのですが、簡単にいえば「手ぬぐいの布」です。

無地・無着色・未加工の手ぬぐい生地=「晒し」なのですね。

晒しに色を付けたり模様を染めたりして加工すると、手ぬぐいになるわけです。

だから、晒しを使ったことがなくても、素材としてはとっても身近なものです。

晒しはどこで売っている?

晒しは、

  • オカダヤ等の手芸用品店
  • 布専門店
  • 薬局のガーゼ・包帯売り場
  • ベビー用品店の布おむつ売り場

などに売っています。

もちろん、Amazonなどのネット通販でも購入できます。

イサム商会 玉川晒 10M

10mが1,000円以下で購入できる

晒しのすてきなところは、10mが1,000円以下で購入できるということ。

幅は33cmほど。実物はこちらです。

たっぷり!!

例えば、33cm×33cmの大判ふきんを作ろうと思ったら、

  • 10m(1000cm) ÷ 33cm = 30枚

ということになります。

その半分のサイズにすれば60枚です。

晒しふきんは縫う必要なし・切りっぱなしでOK

「布を買ってきて自家製ふきんを作る」というのは理想だけれど、縫う手間を考えると二の足を踏んでしまいますよね。

晒しの場合、縫う必要がありません。切ったら切りっぱなしでOKです。

切り方にはコツがある

ただし切り方にはコツがあります。

端にハサミでちょこっと切れ目を入れたら、そこから手でビリビリビリッ!と切り裂きます

ハサミで切れ目を入れる

切れ目から手で切り裂く

びりびりびりっ。力は全然必要ありません

あっという間にふきんが1枚できあがり

「本当に切りっぱなしで大丈夫?」と思いますが、この切り方をすると、端が全然ほつれてきません。

使い始めは数本の横糸が出てきますが、それを手でつまんで捨ててやれば、使い始めて数回以内に端は落ち着いて、もうほつれなくなります

最初にジャブジャブ洗いながら出てきた糸を引っ張って除去しておけば、ほぼ端は落ち着きます

初めて晒しでふきんを作ったときは、

  • 「手でビリビリ切り裂くだけで自分専用のベストサイズふきんが、じゃんじゃん作れる。なんと素晴らしいのだろう!」

……と興奮しました。

ちなみに、写真では横方向に切り裂いていますが、これをさらに縦半分に切り裂くことも可能です。

切り裂く向きに制限はなく、縦横自由。

生地が薄いから汚れ落ちが抜群に良く洗いやすい

今まで、いろいろなふきんを使ってきましたが、晒しのふきんが素晴らしいのは、使った後の汚れ落ちが抜群に良いのです。

生地自体が薄く、重なってもいませんので、汚れが入り込む余地がありません。

タオル地を重ねて縫い合わせた市販のぞうきんなどは、奥に汚れと雑菌が溜まり込みそうで苦手なのですが、そういった不安と無縁なのが晒しのふきんです。

手を洗うくらいの気軽さで、使ったそばから石けんで洗って干しています。

ちなみに、使っている石けんは泡で出るタイプの液体石けんです。

無添加せっけん 泡のボディソープ 5L
これをキッチンのハンドソープとして使っています。ボディソープという商品名ですが成分は純粋な石けんのみ
無添加せっけん 泡のボディソープ 5L

キッチンのハンドソープボトルに入れているのがこの石けん。手を洗うのもふきんを洗うのも共通で使っています。

成分的には洗濯用の石けんと変わりませんので、これでふきんを洗ったら洗濯石けんで洗濯したのと同じです。

石けんで洗いながら数回使ったら、時折まとめて煮沸消毒したり酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)で漂白したりしています。

これで非常に衛生的に使い続けられます。

煮沸しているところ。ふきんを茹でるのって妙にたのしい

すぐに乾いて清潔・ベチャッとならない

洗った後、あっという間に乾くのも高ポイントです。

梅雨の時期の室内でも、1〜2時間で8割方乾き、3〜4時間あれば完全にパリッと乾きます。

木綿100%の布は、種類によっては濡れるとベチャッとなって吸水力に劣り、手触りも不愉快なのですが、晒しは真逆ですね。

木綿100%でありながら、濡れてもベチャッとはならない。「しっとり」という感じで、よく水分を吸収し、なおかつあっという間に乾いてくれる。

驚くべき逸材ですね。

つるして干さなくても、テーブルなどに広げておくだけでも乾くので、干す場所に困りません。

私はカウンターキッチンのところに広げておくことが多いです。

キッチンペーパー代わりに大活躍の素材

この薄くて乾きが早くて吸水力が高いという性質は、キッチンペーパーの代用としてパーフェクトです。

というか、一度、晒しをキッチンペーパー代わりに使ってみると、その秀逸さにもうキッチンペーパーには戻れなくなります。

昔、洗って使えるペーパータオルを使ったことがあります。

スコッティ ファイン 洗って使える ペーパータオル 61カット 1ロール

ギュッと絞れて繰り返し使えるのが、このキッチンペーパーのウリ。

でも、キッチンペーパーを洗って繰り返し使うくらいだったら、洗って半永久的に繰り返し使える晒しふきんを使えば良いのだということに、気づいてしまいました。

吸水力も丈夫さも汚れ落ちも洗いやすさも、何もかもがキッチンペーパーの数段上を行くのが、晒しふきんなのですから。

洗った野菜の水気をやさしく拭き取ったり、茹でたほうれん草を絞ったり、晒しふきんの使い勝手の良さは衝撃を受けるものでした。

ちょっと触れさせるだけでみるみるすべての水分を吸着してくれる

ギューッと絞っても絶対に破れない安心感

毛羽立たない・繊維が残らないから食器拭きにいい

乾きが早くて吸水力抜群」という晒しの性質は、食器拭きにぴったりです。

布の毛羽立ちがなく、繊維くずが食器側に付着するとたいへんなストレスですが、晒しはまったくそれがありません。

私は市販の「食器拭き用ふきん」は、大きすぎて使いづらいと感じることが多かったのですが、その点も好きなサイズに小さくできるからクリア。

アバウトですが、24cm×20cm弱程度のサイズにカットしたものを愛用しています。

ハンカチタオル程度のサイズ感です

マグカップを拭くとこんな感じ

これを4〜5枚作っておいて、無造作にクリップで留めて引っかけています。

晒し自体がたいへん優秀なので、こんなに小さくてもたくさん拭けてしまうのですが、濡れたらサクッと新しいふきんに取り替えれば良い気軽さ。

その上、小さいから、洗うのが本当に簡単。

繰り返しになりますが、本当に手を洗うくらいの気軽さで洗えるんです。これが大好きなところ。

ササッとその場で洗って干しておけば、またすぐに使えます。

小さなサイズを常備しておけばティッシュ代わりに使える

小さなサイズの晒しふきんは、ティッシュ代わりにも活躍します。

今まで、「ちょっと口を拭きたいな」なんてときに、何も考えずティッシュに手を伸ばしていました。

無意識ですが「何だかもったいないな」と思いつつ捨てていたので、ちょっとしか使っていないティッシュを捨てる度に、もやっとした感覚があったのですよね。

でも、小さなサイズの晒しふきんを自分用に手もとに置いておくようになって、ティッシュを使う頻度が激減しました。

先日も、映画を見ていて大号泣してしまったのですが、ティッシュを1枚も使わずでした。

手に持っていた晒しふきんですべて事足りたのです。

今まで、号泣するとティッシュ一箱使うんじゃないかというくらい、ティッシュを無駄遣いしていたことを、何だかとても反省しました。

大きなサイズは新聞紙の代用で野菜保存に使う

我が家では新聞を取っていません。

よく、野菜の保存方法で「新聞紙で包んで……」というフレーズが出てきますが、新聞紙がないのでできずにいました。

でも、新聞紙の登場シーンで代わりに晒しを登場させると、野菜がとっても長持ちするんです。

新聞紙を野菜で包んだときに期待できる効果は〈余分な水分を吸収しつつ、乾燥を防いで適度な湿度は保つこと〉ですが、同じ効果が晒しでも得られるんですね。

レタスやキャベツの芯をくり抜いた部分にも晒し

ちなみに、新聞紙と同じく野菜の保存方法で登場回数が多いのがキッチンペーパー。もちろんキッチンペーパーの代用にも晒しです。

例えば、レタスやキャベツの芯をくり抜いた部分にも、晒しで作った布巾を湿らせて詰めておけば長持ちします。

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使い込むほどに柔らかく愛しくなっていくふきんの不思議

ふきんって、本当にふしぎな魅力があるな……、と思います。

私が初めて布のふきんにはまったのは、びわこふきんとの出会いからでした。

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びわこふきんにも、晒しふきんにも言えることですが、使えば使うほどに柔らかく、吸水力も増して、世界でひとつの私だけの大事なふきんに育っていくような感覚があります。

洗ったり干したりする手間は少しあるかもしれませんが、なんだかそれが面倒とはまったく感じられず、楽しくて癒される時間になっています。

すべての家事の中で、唯一ふきんに対してだけ感じるふしぎな感情です。

この感情を抜きにして、純粋に手間自体を考えてみても、買い物に出掛けてキッチンペーパーやティッシュを買って、使い終わったらゴミを捨てて、また買って……と繰り返すことに比べたら、ずいぶん省けているような気がします。

たっぷりの晒しふきんが常備されていると安心する

ふきんの手入れをする時間とともに、私にホッとする時間を与えてくれるのが、晒しふきんが常備されているキッチンの風景。

本当になんてことない、金額にしてみても1000円以下でできることなのに、こんなにも利便性に優れ、精神的にも安心感を与えてくれる晒しのふきんが、本当に大好きです。

まいにちの「ふつうの生活」って、道具を「大事に扱いたいもの・扱えるもの」にちょっと変えるだけで、こんなにも楽しく心が清々しくなることを教えられました。

現在は、キッチンペーパーが主流で、わざわざ晒しのふきんをキッチンで使う人は少なくなっているようですが、私は晒しと出会えて本当に良かったです。



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