我が家の愛猫のトイレは、猫砂なしです。
ペットシーツの上に、おしっこもうんちもしてくれます。
掃除は、ペットシーツを取り替えるだけなので、とっても簡単。
この方式になるまで、試行錯誤がありました。その経緯と、今使っている便利アイテムについて、まとめました。
もともとはシステムトイレ+猫砂
小さな頃から使っていたのは、システムトイレのデオトイレでした。
不満はなかったのですが、腎不全で入院した後、彼の手足に触れるすべてのものを見直しました。
その一環で、猫砂も、体にできるだけ害がなさそうなナチュラルタイプに変更しました。
ただ、ふと気付いたのですが。
うちの猫は、洗面台やキッチンのシンクなどに、トイレするのが好きなのです。
もしかして、
- 猫砂なしでもOKなのでは?
- むしろ、なしの方が好きだったりして?
と思い、徐々に猫砂を減らしていきました。
猫砂を補充するのをやめて、うんちの後処理とともに、減っていくままにしました。
最終的に、猫砂がなくなりました。本人は、まったく変わりなく、普通にトイレを使っています。
猫砂は、不要だったようです。
猫砂がなくなったら部屋に転がる猫砂問題から解放された
猫砂がなしになったら、部屋に転がる猫砂問題から解放されました。
今までは、どれだけ工夫しても、トイレの度にコロコロと転がっていました。それがなくなったのは、大きかったですね。
しばし猫砂なしのすのこに直接おしっこ&うんちの日々が続く
それから、猫砂を敷いていない、システムトイレのすのこに、直接おしっこ・うんちをするスタイルが何年か、続きました。
トイレの後は、除菌用のアルコールをシュシュッと吹きかけて、ティッシュで拭きあげます。猫砂に汚れが付くことがないので、清潔に保ちやすくなりました。
すのこの下の引出しには、デオトイレの専用シートを入れていました。
おしっこを毎日確認したいので1枚使い捨てのペットシーツを導入
その後、
- おしっこの量・頻度・色を毎日確認したい
という状況が訪れました。
ストラバイトやシュウ酸カルシウムが尿検査で出たからです。
前述のデオトイレ専用シートは、1週間は取り替え不要。それだと、おしっこの状態が確認できません。
そこで、もっと薄いペットシーツを導入して、毎回のおしっこごとに交換する体制へ、変えることにしました。
そのために購入したのは、Charm(チャーム)のペットシーツです。
他にも、爽快ドラッグのオリジナルなど、レビュー数が多い製品を中心に比較検討しました。結果、国産の安心感とコストパフォーマンスの良さが決め手となり、Charmにしました。
160枚いりで928円。1枚あたり5.8円です。1日1回取り替えると、1週間(7日間分)で40円。
もともと使っていたデオトイレ専用シートは、10枚入り×3パック(30枚)のまとめ買い割引価格で2,800円。1枚あたり(7日間分)で93円。
チャームのペットシーツにすると半額以下になります。1日2回取り替えたとしても、7日間分80円なので安いですね。
そして、安さ以上に、毎回のおしっこの色・量・においを、明確に把握できるメリットは計り知れません。
サイズはデオトイレ専用シートより一回り大きいサイズ
チャームのペットシーツは、サイズ違いで3種類あります。私が買っているのは「レギュラーサイズ」です。
サイズは、34cm×45cm。デオトイレ専用シートが29cm×43cmですから、一回り大きいくらいのサイズ感です。
システムトイレの、すのこ下の引出しに入れて使っている人も多いようです。そのままでも入りますが、少し端を折るとスムーズです。
すのこの上にペットシーツ方式に変更
チャームのペットシーツを導入したのと同時に、我が家ではシーツを敷く場所を変更してみました。
今までは、すのこの下にデオトイレ専用シートを敷いていたわけですが、すのこの上に変更です。
汚れ防止でペットシーツ2枚を横に敷いた上に取り替え用の1枚を設置
すのこの上には、汚れ防止でペットシーツを2枚敷き詰め、その上に1枚を設置しました。
おしっこの度に取り替えるのは、一番上の1枚のみ。下の2枚は、汚れれば取り替えますが、基本的に敷きっぱなしです。
その下の、すのこ下の引出しの中には、念のためデオトイレ専用シートを敷いてあります(ここまで汚れたことは、今のところありません)。

ちょっとわかりづらいですが、右横に置いてあるのがチャームのペットシーツです。真っ白でシンプルなパッケージなので、トイレ横に置いても気にならず助かります
一瞬戸惑うが、すぐに平気でおしっこしてくれた
ペットシーツをすのこの上に敷いた日、猫本人は、トイレに入った瞬間、一瞬戸惑っていました。
ですが、一通りトイレのにおいを確認すると、いつも通りのスタイルでおしっこをしてくれました。
切り替え、スムーズに成功です。
彼の行動に合わせて位置を微調整
その後、うちの猫の行動に合わせて、位置の微調整を重ねました。
おしっこを飛ばしやすい場所や、カリカリと引っかく癖のある場所などは、ペットシーツを二重にしたりテープで留めたりして工夫し、完成です。
まったくトイレ本体が汚れない喜び
ペットシーツに直接排泄してもらう体制になると、すのこにおしっこやうんちが触れなくなります。トイレ本体が、まったく汚れなくなりました。
今までは、どうしても、すのこの隙間に、おしっこ汚れやうんちが詰まって、不衛生だったのです。
トイレを衛生的に保つことは、猫の健康に直結します。今までかなり気を遣っていました。
それが、汚れは全部、ペットシーツごと捨てられるのですから、本当に気が楽になりました。
トイレのそぶりを見せてから排泄するまでの時間が短くなった
猫本人にとっても、今回の体制変更は、良かったようです。
というのも、トイレのそぶりを見せてから排泄するまでの時間が、短くなったのです。
今までは、何度かトイレに向かうものの、部屋中を駆け巡ったり、トイレに入っても出てきたりする時間があったのですが、今は、「気付くとしている」感じ。
トイレ以外の場所で、うんちをしようとすることも、なくなりました。
廃棄したペットシーツのニオイが気になるときは防臭袋がおすすめ
1回ごとに廃棄するペットシーツは、薄手で簡易的な作りです。1週間用として作られているデオトイレ専用シートと比較すると、消臭力はありません。
(逆に、余計な成分が入っていない分、猫が触れても安心感がありますが)
ペットシーツを捨てるときに、ニオイが気になる場合は、防臭袋が非常におすすめです。これは、本当にすごい威力です。
「犬の散歩時に、うんちを持ち帰るための袋」というのがメインの用途のようですが、Amazonのレビューを読んでみると、猫用に使っている人がたくさんいます(こちら)。
猫のおしっこのニオイも、うんちのニオイも、この袋に入れるとまったくしなくなるので、不思議です。
我が家で使っているサイズはSサイズ
サイズがSS・S・M・Lの4種類あります。我が家で使っているのはSサイズです。
レビューを見ると、猫用に使っている人は、SかSSを購入されているようです。
SSは、ペットシーツ1枚と1回分のうんち程度が適量のよう。それより一回り大きいSサイズの場合、ペットシーツを2枚入れても、袋の端をきつく縛ることができます。
うちでは、汚れがペットシーツ2枚にわたる日もあるので、Sサイズにしました。結果、ちょうど良かったです。
ペットシーツは最初、3折×3折で9分の1サイズに畳まれています。使用後に元のサイズに畳んで袋に入れると、上記写真(↑)のようになります。
メーカーのサイズ一覧には、下記の記載がありました。
ちなみに、ぎゅっと口を縛ったらニオイがしないのはもちろんですが、縛らずに畳んでおくだけでも、おしっこのニオイが漏れません。

袋部分を半分に折っただけ
なので、おしっこ1回ごとに1枚袋を使うのではなく、何回分かをまとめておいて、ゴミを捨てるタイミングで捨てるようにしています。経済的です。
薄手のペットシーツは常備しておくと便利
ところで、トイレ体制を変えることで、初めてペットシーツを購入しました。ペットシーツって、常備しておくと、とても便利ですね。
吐くときにあると本当に便利
例えば、急に猫がオエオエ言い出して、もうすぐ吐く!というとき。
今までは、慌ててティッシュペーパーやら厚手のウェットシートやらを手に集めて、キャッチしに行っていました(それで、いつも失敗して床掃除)。
ペットシーツを広げてサッとキャッチすれば、全然失敗しません。
床に吐いてしまった後でも、ペットシーツを裏返しにかぶせて、できるだけシーツ吸収させてから、シーツで拭き取るようにすると、ほぼ一発できれいに拭き取れます。
人間用にも使い道たくさん
レビューを読んでみると、災害時の簡易トイレ代わりにしたり、月のモノの漏れ防止に敷いたり、海外旅行中のダニ予防に敷いたり、液体をこぼしたときに吸い取ったり……と、さまざまに使えることを学びました。
雨の日に窓を開けっぱなしにしてしまい、フローリングに雨が吹き込んでしまったとき、ペットシーツをぞうきん代わりにして拭き取ったら、あっという間にピカピカになりました。
猫にとっても、私にとっても、良い選択ができました。