猫と暮らしていて、危険がないようにできる限りの配慮をしています。
誤飲のリスクがあるものは、猫の手が触れるところに置きません。
しかし、どうしても完璧な対応が難しいのが、
- 人間の髪の毛
です。
どんなにきれいに掃除しても、床にぱらりと落ちた1本をなくすことは難しい。それを猫が食べてしまったら?
髪の毛を猫が飲み込むと腸が引きちぎれる怖れがある・腸閉塞の原因になるという話は聞いたことがありましたが、改めて調べてみました。
1本2本を飲み込んだ程度では問題にならない模様
「猫が髪の毛を飲んだ場合の事故」について、さんざん検索してみたのですが、数本の髪の毛だけで大きな問題を起こしているケースは見つけられませんでした。
ただ、他の異物と絡み合って、髪の毛も悪さをすることは、よくあるようです。
いくつかのページを見た中で、特に考えさせられたのが、下記の記事です。
よくある、ねずみのおもちゃが4個も体の中に詰まっていたそう。
異物同士が、紐状のものでつながってしまうと、引っ張り合うので自然排出はまずできず、死に至るほど危険だと書かれています。
後半には、ねずみのおもちゃに関する注意喚起が書かれており、ぜひ一読しておきたい記事でした。
大量に食べた髪の毛を胃切開で取り除いたケース
一方、大量に食べてしまった場合、髪の毛単体でも大きな問題になります。
猫ではなく犬のケースですが、下記の記事は驚きでした。
縦横10cmの髪の毛のかたまりを摘出しています。
髪の毛をドライヤーで乾かすときに喜んで食べてしまい、それが2年蓄積したものとのこと。
小まめに掃除し食べる癖を付けさせない
うちの猫の場合、髪の毛を喜んで食べるということはありません。
髪の毛が口に触れると、すぐに嫌がって、ペッペッと吐き出そうとします。そのため、食べてしまったとしても、一度に数本以内だと思います。
数本食べたくらいでは、よほど運が悪くない限りは、大きな問題にはならないでしょうが、大きな問題を引き起こさないために、やはり小まめに掃除して、髪の毛を食べるような癖は付けさせないことだと実感しました。
ドライヤーやブラシを使う場所(洗面所)などは、どうしても抜け毛が多くなるので、猫を入れない工夫も必要かもしれません。
中には、排水口の髪の毛を食べようとする猫さんもいるようなので、それは阻止しないといけないですね。